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作業環境で実際に使っている・気になっている周辺機器などをまとめました

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Claude Opus 5正式リリース 週末メモ7/20週

こんにちは、ジャベ雄です

週末恒例のClaude&Anthropic情報まとめ、第8弾です
今週の主役は、米国時間7月24日に正式リリースされた Claude Opus 5 です
前回(2026/7/13週)では噂コーナーに置いて「公式発表はゼロ」と書いていたので、気持ちのいい答え合わせになりました

主役の裏でも動きは多めの一週間でした
取り上げるのは次の9本です

  • Claude Opus 5が正式リリース、価格は据え置きでFable 5の半額という位置づけ
  • 自分の環境で何が変わったか、Max・Pro・Claude Codeで扱いが違う
  • これまでと挙動が変わる箇所、思考が既定オンで回答が長くなる
  • 初週の評価は割れた、ベンチ上位と「賢いけど喋りすぎ」
  • 公式が出したコンテキストエンジニアリングの新ルール、プロンプトの書き方も変わる
  • Fable 5の無料開放が終了、7/20からプランで扱いが二分
  • 音声モードが刷新、モデルを選べるようになり日本語も対象
  • Claude Codeがv2.1.214〜219まで6本更新、権限の抜け道をふさいだ週
  • 来月に期限が来るものと、Claude以外の動き

この記事はProかMaxでClaudeを使っている方に向けて書いています
OpusはPro以上のプランで使えるモデルなので、無料プランの方は今回はSonnet 5の話として読んでもらえれば大丈夫です
2本目に「自分の環境は何が変わったのか」を表で置いたので、そこだけ拾って帰ってもらっても構いません

Claudeそのものをこれから触る方は Claudeの使い方(初心者向け) もあわせてどうぞ

目次

Claude Opus 5が正式リリース(7/24)、価格据え置きで1Mコンテキストが既定

米国時間2026年7月24日に、Anthropicが公式ニュース「Introducing Claude Opus 5」を公開しました
説明を言い換えると、思慮深く先回りするモデルで、最上位のFable 5に迫る知性へ半分の価格で近づいた、という位置づけになります

使える場所は最初から広めです
claude.ai・Claude Code・Claude Coworkに加えて、Claude API・Amazon Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundryが並びました
同じ7月24日から、GitHub CopilotのPro+・Max・Business・Enterprise向けでも選べます
ただしBusinessとEnterpriseは管理者がポリシーを有効にする必要があり、展開も段階的だと案内されています

値下げではなく据え置き、半額なのはFable 5との比較

「半額」が一人歩きしそうなので、ここは先に整理しておきます
API料金は100万トークンあたり 入力5ドル・出力25ドル で、これは Opus 4.8とまったく同じ金額 です
値下げされたわけではなく、半額の比較相手は入力10ドル・出力50ドルのFable 5のほうです

まとめて処理するバッチ処理なら50%割引で入力2.5ドル・出力12.5ドル、同じ前置きを使い回すプロンプトキャッシュも最小512トークンとOpus 4.8の半分になりました
APIから呼ぶときのモデルIDは claude-opus-5 で、日付のサフィックスが付かない形です
もっとも中身が勝手に新しい版へ入れ替わるわけではありません

1Mコンテキストが既定、知識は2026年5月まで

ふだんコードを書かない方にも実感しやすい変化は、この2点だと思います
ひとつめは、一度に読み込める分量(コンテキスト)が 100万トークンで、しかもそれが既定かつ最大 という点です
小さいコンテキスト版が別にあるわけではなく、API料金では100万トークンまで使っても追加料金はかかりません

サブスクで使う場合は条件が少し違います
Claude CodeでOpusの1Mコンテキストを使うとき、Max・Team・Enterpriseはサブスクに含まれる一方、Proは利用クレジットが要ると公式ドキュメントに書かれています

ふたつめが知識の新しさです
Opus 5の知識カットオフ(モデルが知っている情報の新しさ)は 2026年5月 で、Fable 5とSonnet 5の2026年1月より新しくなりました
上位モデルより後から出たモデルの知識が新しい、という逆転がここで起きています

ジャベ雄

長い資料を丸ごと投げられるのは、これはうれしい変化です

「Claude最上位のモデル」ではない点に注意

誤解が広がりやすいので、先に置いておきます
新しく出たモデルではありますが、公式ドキュメントは今もFable 5を「広く提供されている中で最も能力の高いモデル」と書いています
Opus 5の説明も「迷ったらまずOpus 5から、いちばん高い能力が要る仕事にはFable 5を」という書き方で、最上位の座を奪ったとは書かれていません

ひとつ前のOpus 4.8も、これまでどおり使えます
廃止予定表の下限はOpus 4.8が2027年5月28日、Opus 5が2027年7月24日で、どちらもそれより前には終了しないという書き方でした
Opus 5のほうは 少なくとも1年は腰を据えて使える と読めます

ただし表示上の扱いは動きました
モデル一覧では、Opus 4.8がLegacy models(旧世代)の折りたたみのほうへ移っています

速さを売りにした fast mode も同時に案内されましたが、こちらはリサーチプレビューです
公式ニュースは「既定の約2.5倍の速度」、ドキュメントは「1秒あたりの出力トークンが最大2.5倍」という書き方で、最初の応答が返るまでの時間は改善の対象外と明記されています
Bedrockなどのクラウド経由では使えず、対象は Claude API と Claude Codeです
Claude APIで使うにはアカウントマネージャー経由の申請かウェイトリスト登録が要ります
Claude Codeでは利用クレジットを消費する形で、料金はどちらも倍です

自分の環境で何が変わったか、Max・Pro・Claude Codeの扱い

公式ニュースがプランについて書いているのは「Claude Maxの新しい既定モデルであり、Claude Proでは最も強いモデル」の1文だけです
つまりMaxは何もしなくても切り替わり、Proは選べば使えるという差になります
Proで既定になるとは書かれていないので、Proの方はモデル選択のメニューを一度のぞいてみてください
公式が触れていない箇所もあるので、下の表はそこを空けてあります

スクロールできます
プラン・利用形態Claudeアプリ(claude.ai)での扱いClaude Codeの既定モデル
Pro(月20ドル)追加課金なしに選べる最上位(Fable 5は従量課金)Sonnet 5 のまま
Max(月100ドル〜)何もしなくても既定Opus 5 に切り替わり
Teamプレミアム・Enterprise従量Opus 5 に切り替わり
Team標準・Enterprise通常Sonnet 5 のまま
API(Anthropic API)対象外Opus 5 に切り替わり

表の「—」は、claude.ai側の扱いが公式に案内されていない箇所です

Claude Codeの既定はアカウント種別で分かれる

表の右の列がややこしいので補足します
Claude Codeでいう「default(既定)」は全員共通ではなく、契約の種類ごとに指す先が違います
Max・Teamプレミアム・Enterprise従量・APIはOpus 5、Pro・Team標準・Enterprise通常はSonnet 5のまま、というのが公式ドキュメントの書き方です

TeamとEnterpriseは法人向けで、利用する人ひとりずつに枠を割り当てて使う形です
そのTeamの枠に 標準とプレミアムの2種類 があり、プレミアムのほうはFable 5が追加費用なしで使えます

ジャベ雄

個人で使っている方は、ProとMaxの行だけ見れば大丈夫です

この分岐は今週動いたところでもあります
v2.1.219より前はAPIやMaxの既定がOpus 4.8を指していたので、更新すると 選び直さなくても既定がOpus 5になります
もっとも、これは既定のまま使っている場合の話で、モデルを自分で固定している方は更新しても変わりません

Claude CodeでOpus 5を使うには v2.1.219以降 が要ります
古いままだと選べないので、claude update で更新しておくのが手っ取り早いです
ちなみにFable 5はどの契約でも既定にはならず、使うときは /model fable で自分で選ぶ形です

ProとMaxで、今週やっておくこと

ここまでの話を、環境ごとの「やること」に落としてみます
Proの方は次の4つです

  • claude.aiは Proで既定になるとは公式に書かれていない、モデル選択を開いてOpus 5が選ばれているか確かめる
  • Claude Codeは既定がSonnet 5のままなので、Opusを使うなら自分で選ぶ形になる(v2.1.219以降が要る)
  • Claude Codeで1Mコンテキストまで広げるなら 利用クレジットが要る
  • Fable 5が7/20から従量課金になったので、Opus 5で足りる場面が多いか見直す(ここは私の見立てです)

Maxの方は、切り替わったあとの調整が中心になります

  • claude update でv2.1.219以降にしておく、ここで既定がOpus 5へ入れ替わる
  • 自分で選んでいないのに既定が変わるので、合わないと感じたらモデル選択で戻す(Claude Codeなら /model から)
  • 回答が長くなる作りなので、長さはこちらから指定する
  • Fable 5は週間の利用上限の50%まで追加費用なしで回せる、使うなら上限の食い合いに注意

ひとつ読めないのが、使用量の減りかたです
プラン全体の上限の考え方はヘルプに載っていますが、Opus 5が他のモデルの何倍の速さで枠を消費するのか という倍率までは公式に出ていません
しかも思考が既定で動く作りになっていて、Claudeアプリではそれをオフにできない仕様です(詳しくは次の節で)

ジャベ雄

枠の減りかたが読めないうちは、長い作業ほど慎重に回したいです

これまでと挙動が変わる箇所、思考が既定オン・回答が長い・検証指示は外す

公式ドキュメント「What’s new in Claude Opus 5」は、コードを何も変えなくても気づくかもしれない違いがある と書いています
「モデルが賢くなった」より、実際にぶつかるのはこちらだと思います

拡張思考が既定で動くようになった

いちばん大きいのは、じっくり考えてから答える拡張思考(thinking)の扱いです
Opus 4.8では何も指定しなければ思考なしで動いていましたが、Opus 5は同じリクエストが 思考ありの状態で動きます
Claudeアプリではさらに徹底していて、公式ヘルプによるとOpus 5を選んでいるあいだは拡張思考をオフにできません

API側でも、これまで通っていた組み合わせが弾かれます
思考を無効にする指定はエフォート(effort)がhigh以下のときだけ受け付けられて、xhighやmaxと一緒に送ると 400エラー になります
公式リリースノート自身がOpus 4.8からの非互換の変更だと書いているので、自動化を組んでいる方は先に確認しておきたい箇所です

思考が回るぶん、回答の上限(max_tokens)の意味も変わります
この上限は「思考+回答テキスト」の合計にかかるので、思考なし前提で詰めていた設定は見直しが要ります
また思考を無効にすると、ツール呼び出しがそのまま文章として書かれたり、内部の目印(XMLタグ)が表示に混ざることがあるとされています

公式が挙げる「変わる4点」

挙動の違いとして並んでいるのは次の4点です

  • 既定の回答や成果物が長くなる
  • 作業中の進捗の実況が増える
  • 複数エージェントで動かすとき、サブエージェントへの委譲が増える
  • 言われなくても自分で検証する

あわせて読みたいのが、Opus 5向けのプロンプトの手引きです
そちらには 頼んでいない手順まで足してタスクの範囲を広げることがある と書かれていて、狭い作業では範囲をこちらから明示するよう勧めています
例として載っている一文は「Deliver what was asked, at the scope intended(頼まれたことを、意図された範囲で出す)」です

昔書いた「最後に検証して」は外したほうがいい

行動に移せる指示もひとつ出ています
旧モデル向けに書いていた「最後に検証ステップを入れて」「サブエージェントで検証させて」のような一文は、Opus 5では削除するのが公式の推奨です
言われなくても自分で検証するようになったので、残しておくと過剰な検証を招くという理由でした

回答が長すぎると感じたときの対処も覚えておくと役に立ちます
エフォートはlow・medium・high・xhigh・maxの5段階で、APIとClaude Codeでの既定はhighです
もっとも公式は「effortは思考の量を変えるもので、見えている回答の長さは制御しない」と書いていて、短くしたいなら長さをプロンプトで指定するよう案内しています

このエフォート、公式ドキュメントではAPIとClaude Codeの設定として説明されています
もっともアプリ側にも「モデルとエフォート、思考の設定を変える」という公式ヘルプがあって、モデル選択を開くとエフォートの項目が並びます
長さや速さで困ったときは、ここをのぞいてみてください

サイバー系と判断されると自動でOpus 4.8へ切り替わる

知らないと驚く挙動がもうひとつ
サイバー攻撃に使われかねない内容だと判定されると、会話の途中でも 自動的にOpus 4.8へ切り替わります
対象はWeb版・モバイル・デスクトップ・Cowork・Code・Design・Microsoft 365・Tag・Scienceの9つで、切り替わると通知が出て、どのモデルが答えたかのラベルも付く形です

Claude Code公式ドキュメントによると、生物系の内容で引っかかった場合は切り替えではなく 回答自体が断られる 形になります

判定に使われるのは入力した文章だけではなく、メモリ・コネクタ経由で読んだデータ・Web検索の結果・アップロードしたファイルも対象です
気になる場合は設定のCapabilitiesにある「Switch models when a message is flagged」からオフにできます(APIでは既定で無効)
頻度についてはAnthropicの初期テストの数字が出ていて、Opus 5がこの切り替えに当たった割合はFable 5より85%少なかったとされています

設定画面のどこを触ればいいか分からないときは Claudeデスクトップアプリの設定メニュー全項目ガイド が場所探しの助けになります

初週の評価は割れた、ベンチ上位と「賢いけど喋りすぎ」

独立系ベンチでは1位、ぶら下がる条件に注意

モデルを横並びで測っているArtificial Analysisでは、Opus 5のIntelligence Indexが61点で掲載191モデル中1位になりました(2026年7月25日時点)
ただし この61点はエフォートをmaxまで上げたときの数字 なので、そのまま「いちばん賢い」とは読めません

同じページには弱点も並んでいます
速度は毎秒56トークンで平均の74より遅く、評価スイート全体で吐き出した量は約1億トークン(モデル平均は6,300万トークン)で「very verbose(かなり冗長)」と注記されました
別の評価サービスVals AIでは、Vals Indexが74.82%で40モデル中2位という結果でした(リーダーボードの表示は7月23日時点)

公式の数字は「Anthropicの計測」だと押さえておく

公式発表にもベンチマークは並んでいますが、いずれも Anthropic自身の計測 です
公式が挙げている数字は次のとおりです

  • コーディングと知識労働の評価(Frontier-BenchやGDPval-AA)ではトップクラス
  • Zapier AutomationBenchでは、同じタスク単価で成功率が次点の約1.5倍
  • 自動の行動監査では、望ましくない振る舞いのスコアが2.3(低いほど良い)で同社の最近のモデルの中では最も低い

好感が持てるのは、公式が弱点にも触れている点です
サイバー分野のうち脆弱性を実際に突く能力については、Mythos 5に及ばないと自ら書いています

導入企業のコメントも、各社の自己申告として並んでいます

  • Box社…Opus 4.8を8%上回り、データ分析では11%改善
  • Lovable社…Opus 4.7比で22%向上
  • Harvey社…Opus 4.8と比べて平均26%少ないトークンで済んだ

レビューの見出しに並んだ「喋りすぎ」

一方で、実際に触った人たちの評価は辛口寄りでした
Everyの『Vibe Check』は「Claude Opus 5 Is Brilliant in Flashes, Frustrating in Practice(閃きは見事だが実務ではもどかしい)」という見出しでした
Lenny’s NewsletterのClaire Vo氏も「brilliant (but annoying)」と書いていて、節の見出しには「Claude Slop: the verbosity problem」という言葉まで置いています

おもしろいのは、この批判が公式の記述と食い違っていない点です
公式ドキュメント自身が「effortを下げても回答は確実には短くならない」と書いているので、回答が長くなるのは仕様の側にあると分かります

ジャベ雄

短くしたいときは、依頼の最後に一行足すだけで済みます

プロンプトの書き方も変わる、公式のコンテキストエンジニアリング新ルール

同じ7月24日に、もうひとつ読み応えのある記事が出ました
公式ブログの「The new rules of context engineering for Claude 5 generation models(Claude 5世代のモデル向けコンテキストエンジニアリングの新ルール)」で、書き手はAnthropicのThariq Shihipar氏です
要は 新世代のモデルには指示の書き方を変えたほうがいい という提案でした

説得力があるのは、自社で実践している点です
記事には「Opus 5やFable 5のようなモデル向けに、Claude Codeのシステムプロンプトを80%以上削除した」と書かれています
性能が落ちなかった点には 自社のコーディング評価で測定可能な低下は無かった という限定が付きます

Then/Nowで並べられた6つの対比

  • ルールを与える → 判断を任せる
  • お手本の例を与える → インターフェースを設計する
  • 全部を最初に置く → 段階的に開示する
  • 同じことを繰り返す → ツールの説明をシンプルに
  • CLAUDE.mdへのメモリ → 自動メモリ(Auto-memory)
  • 単純な仕様書 → 厚みのある参照資料

5番目は補足が要ります
以前は「#」のショートカットでCLAUDE.mdに覚えさせる使い方を勧めていたけれど、今はClaudeが仕事や書き手に関係するメモリを自動で保存するようになった、と説明されています
設定ファイルを軽くしろとは言っていないので、記憶の置き場所が移ったと受け取るほうが近いです

この6本は、さきほどの挙動の変化(長さ・検証・範囲)とそのまま噛み合います
依頼文そのものの組み立て方は プロンプトエンジニアリングの書き方 のほうにまとめてあります
プロンプト・コンテキスト・ハーネス・ループの関係をまとめて眺めたいときは AIの◯◯エンジニアリング4種の地図 もどうぞ

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【前号の続報】Fable 5の無料開放が終わり、7/20から扱いが二分

前号で「日本時間7/20まで再々延長」と書いた話が、今回で着地しました
無料開放は米国太平洋時間の 7月19日23:59:59(日本時間では7月20日15:59:59)で終わり、7月20日からは恒久的な形に切り替わっています

Fable 5が追加費用なしで同梱されるのは Maxプラン・Teamプランのプレミアム枠・Enterprise(従来型の契約)のプレミアム枠 で、週間の利用上限の最大50%までをFable 5に回せます
ただし別枠が増えるわけではなく、他のモデルと同じ上限を食い合う形です

Proは最初から従量課金へ

もう一方のProやTeamの標準枠・Enterpriseの標準枠では、Fable 5は同梱されません
使うには usage credits(従量課金ぶんの残高)を消費する形になります
移行の助けとして 一回限りのクレジット が付与されますが、金額は公表されていません

クレジットを使い切ったあとは、通常のAPI単価での課金です
単価は100万トークンあたり入力10ドル・出力50ドルになります
Claude CodeからFable 5を使う場合に v2.1.170以降 が要る点も変わっていません

切り替え当日の7月20日には、本来なら同梱されるはずのMaxプランで「クレジットが要る」と表示される不具合が公式ステータスページに記録されています
Claude Code側でも、Fable 5を含むプランなのに「Requires usage credits」と誤表示される問題がv2.1.219で直りました
心当たりがあれば、まず更新して表示を見直してみてください

ここからは私の見立てですが、Proで従量課金を払ってまでFable 5を回すより、同じ週に出たOpus 5で足りる場面のほうが多そうです
Fable 5を実際に触った感触は、2026年6月時点のものになりますが次の記事にまとめてあります

音声モードが刷新(7/23)、モデルを選べるようになり日本語も対象

API寄りの話が続いたので、ここでいったん息を抜きます
7月23日に公式ブログ「Think through hard problems in voice mode」が公開され、Claudeの音声モードが刷新されました
これまでは軽量なHaiku専用だったところに、OpusとSonnetが選べるようになったのが今回の目玉です
なお公式ブログの表記は「OpusとSonnet」で、世代までは書かれていません

切り替えは会話の途中でもできて、モデルピッカーから選び直せます
軽い雑談はHaiku・考え込む相談はOpus、という使い分けも可能です
何も選ばなければ「テキストチャットで最後に使ったモデル」が既定になるので、チャットから音声へ移っても話の流れを作り直さずに済みます
ヘルプ側では同系統の最新世代へ自動的に切り替わるとされているので、旧モデルを使っていた方は覚えておくと戸惑いません

日本語も対象、有料プランならモデルの選択肢が広がる

日本人にうれしいのは、対応言語に 日本語が入っている ことです
公式ブログが挙げるのは英語・フランス語・ドイツ語・ヒンディー語・インドネシア語・イタリア語・日本語・韓国語・ブラジルポルトガル語・スペイン語(ラテンアメリカ/スペインの2種)の11ロケールです
ヘルプ側では英語以外がベータ扱いで、切り替えは設定のGeneral内、Voice > Language から行います

プランによる差も分かりやすい形でした
有料プランならモデルの選択肢が広がり、接続済みのツールも全部使えます(無料プランはHaikuと接続ツール1つ、言語はどちらも同じ)
接続済みのアプリを声から呼べるのも今回の変化で、公式ブログはGmail・Slack・Googleカレンダー・Canvaを例に挙げています

提供はベータで、モバイル・デスクトップ・Webに対応していますが、公式は「スマホからがいちばん快適」としています
話した内容は文字起こしされて通常のチャットと同じように履歴に残り、利用量も通常の枠を消費します
なおFable 5は音声モードに非対応、CoworkとClaude Codeでは音声モードは使えませんが、声で入力するディクテーションのほうは使えます

ジャベ雄

散歩しながら相談する、みたいな使い方が現実的になってきました

Claude Codeはこの1週間で6本更新、権限の抜け道をふさいだ週

7月18日のv2.1.214から7月24日のv2.1.219まで、6本のリリースが出ています(7月23日だけリリースなし)
細かい話をすると v2.1.213は欠番 で、公式チェンジログでもGitHubでも2.1.212から2.1.214へ飛んでいます

許可ルールの抜け道をふさいだv2.1.214

今週いちばん大事なのは、初日のv2.1.214に入った2つの修正です
ひとつは、Edit(src/**)のような1階層だけの許可ルールが、作業フォルダ直下のsrcどころか ツリー内のどこにある同名フォルダへの書き込みまで自動承認していた問題 の修正です

もうひとつが、Windows PowerShell 5.1のセッションで走らせたコマンドで、権限チェックがすり抜ける問題の修正です
許可ルールの件とPowerShellの件は、公式チェンジログでも別々の項目として並んでいます

同じ版では、1万文字を超えるBashコマンド(Claudeが裏で実行するコマンド)には常に確認を出す変更も入りました
権限まわりの考え方は Claude Codeのセキュリティ設定5選 にまとめてあります

Windowsまわりの実害系が続いた

  • v2.1.216…長時間のセッションで数秒止まる不具合を修正、Windowsの読み取り専用コマンドがネットワークパスへ確認なしでアクセスする問題も修正
  • v2.1.217…自動更新に失敗すると claude.exe が消える 不具合を修正(失敗時は自動で元に戻る)、MCPツール出力のメモリリークも修正
  • v2.1.218…フォルダ名が u で始まるパスが漢字などに化けてアクセスできなくなる不具合を修正、左矢印キーで会話が戻せない形で消える問題に確認ダイアログを追加

暴走対策も一段進みました
v2.1.217で同時に走らせるサブエージェントの数に上限(既定20)が付き、環境変数のCLAUDE_CODE_MAX_CONCURRENT_SUBAGENTSで変えられます
前号で取り上げたセッション単位の上限に、今度は同時実行の上限が加わった形です

勝手に走らないようにする変更も2本入りました
v2.1.215で /verify と /code-review が、v2.1.218では /deep-research が、それぞれ手動起動だけになっています
拡張の仕組み全体を知りたい方は Claude Code拡張機構入門 もどうぞ

脆弱性を探すClaude Securityプラグイン

同じ週に、Claude Code用の Claude Security プラグインも登場しました
米国時間7月22日ごろに公式Xで告知されたもので、anthropic.comのニュースにもチェンジログにも項目が無いので日付はおおよそです
やることは3つで、コードベース全体のスキャン・変更分だけのスキャン・パッチの提案、コマンドは /claude-security のひとつだけです

  • 公式の表記はベータ、前提は Claude Code v2.1.154以降と有料プラン(ProではDynamic workflowsを自分で有効にする)
  • python3としてPython 3.9.6以降がPATHにあること、差分スキャンとパッチ生成にはGitも要る
  • スキャンはローカルで走るが、1回ごとにプランの利用上限を消費する
  • パッチは自動適用されない、直す指摘を自分で選ぶ方式で git apply も手作業

公式が自分で書いている注意点も2つあります
「スキャンは毎回同じ結果になるとは限らない」ことと、「既存のソースコードセキュリティツールを置き換えるものではない」ことです

ジャベ雄

勝手に直さない設計なので、こわごわ試すぶんには気楽です

そのほか今週の動き、来月に期限が来るものとClaude以外

最後は短く押さえておきたい話です
まずは来月に期限が来るものが2件と、7/24に実施済みの変更が1件あります

  • 旧Workbenchが2026年8月17日で終了…保存したプロンプト・変数・evalsは新しいWorkbench(playground)へ引き継がれないのでエクスポートが必要 / 同じ日に実験的なプロンプト用API 3本も退役(告知は7月17日)
  • Claude Opus 4.1が2026年8月5日に提供終了…移行先は公式内でも案内が割れているので日付だけ
  • Opus 4.7の高速版(fast mode)はAPIから廃止(7/24)…速度指定を送るとエラーになり標準速度へ戻る動きもない / Opus 4.7自体は標準速度で継続

Claude以外の動きと、身近だった障害

  • AMDとAnthropicが提携(7/22)…AMD Instinct MI450シリーズのGPUを最大2ギガワット規模で展開 / 導入の進み具合に応じて、AMDがAnthropicへ最大50億ドルの出資をコミット / 最初の1ギガワット分は2027年前半に開始予定(一次情報はAMD側の発表)
  • GoogleがGeminiを3本投入(7/21)…Gemini 3.6 Flash・3.5 Flash-Lite・セキュリティ特化の3.5 Flash Cyberで、上位のGemini 3.5 Proは今回見送り
  • AWS CloudFrontの障害(7/16)…前号の期間と重なりますが、夕方17時40分ごろ発生して21時20分ごろ復旧 / 影響はVPCオリジン接続を使う利用者に限られたが、PayPay・ニコニコ生放送・はてなブログ・noteなどに波及
  • Anthropic Economic Indexのコネクタ(7/22)…claude.aiのコネクタメニューから有効にするだけで、AIがどの職種や地域でどう使われているかをClaudeに直接聞ける

今週のまとめ:気になった情報9点

今週(2026/7/20週)のClaude周りで気になった情報を、9点に整理するとこんな感じです

  • Claude Opus 5が正式リリース:米国時間7/24、価格はOpus 4.8から据え置きの入力5ドル・出力25ドル、Fable 5と比べて半額という位置づけ
  • スペック:1Mコンテキストが既定かつ最大(API料金では追加料金なし、Claude CodeのProは利用クレジット)、知識カットオフは2026年5月、最上位はいまもFable 5
  • プラン別:Maxは何もしなくても既定がOpus 5、Proは選べば使える(既定になるかは公式未記載)、Claude Codeはv2.1.219以降で既定が契約種別ごとに分岐(Pro・Team標準はSonnet 5のまま)
  • 挙動の変化:思考が既定オン・回答や成果物が長くなる・頼んでいない範囲まで広げがち・旧モデル向けの検証指示は外すのが推奨
  • 初週の評価:Artificial Analysisでmax effort時に61点をつけて191モデルの首位、一方で冗長さへの批判が同時に出た
  • 新しい書き方のルール:公式ブログがThen/Nowの6本を公開、Claude Codeのシステムプロンプトは80%超を削除
  • Fable 5無料の終了:7/19で終了し7/20から恒久構造へ、Max系は上限の50%まで同梱、Pro系は従量課金
  • 音声モード刷新:7/23にOpusとSonnetが選べるように、日本語も対象、Pro以上はモデルと接続ツールの選択肢が広がる
  • Claude Code v2.1.214〜219:権限チェックの抜け道を修正、Windowsまわりの実害系も多数、Claude Securityプラグインがベータで登場

今週はOpus 5そのものより、モデルが変わると依頼の書き方も変える、という 付き合い方の話 が公式ブログと移行ガイドから同時に出てきたのが印象的でした

私たちに直接効くのは、プラン別の扱い・回答が長くなる件・Fable 5の着地あたりです
その裏で計算資源の提携や他社の新モデルも同じ週に動いていた、と眺めておくとちょうどいいと思います
モデルの名前や用語で迷ったら Claude用語集(初心者向け) が整理の役に立ちます

次回のお知らせ

次回は、Opus 5を1週間使ってみての評判の落ち着き先、使用量の消費について公式の説明が出るか、来月に期限が来るWorkbenchとOpus 4.1のあたりを追いたいと思っています
Claude Codeの更新も引き続きこまめに拾います

「今週これ気になったよ」という話題があれば、次週分で拾ってみたいと思っています
引き続きカジュアルにClaudeの話題を追っていきます
ではまた来週末に

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※本記事の情報は2026/7/25時点の公開情報・主要報道をもとにしています
Claude Opus 5の仕様や価格・プランごとの扱い・Fable 5の課金構造・音声モードの対応範囲・Claude Codeの更新内容とも、一部は第三者の評価や暫定の情報を含むので、正確な条件はその時点の公式発表やHelp Center・公式ドキュメントをご確認ください


最後に・・・

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VBAとPythonを中心にユーザー側でできるITを自己学習しているので備忘録半分、学習履歴を残して同じ道を辿る人の参考になればとブログを始めました

副業でスクレイピングツール作成を中心にできることを色々やっていますのでご相談いただけるとありがたいです!


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