【Python】Amazon Product Advertising APIを利用したい-準備編

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Amazonの商品情報を取得するAPIにアフィリエイター向けのProduct Advertising API(PA-API)があります

2019年12月からバージョン4.0から5.0へと一新された影響か、2023年12月時点で利用できる情報とできない情報がネットに混在しているので自分の勉強と備忘録半分で利用方法をまとめています

参考までに大口出品者向けにはSelling Partner API(SP-API)がありこちらの方が正確な商品情報を安定して取得できるそうです

PA-APIとは

公式ページからそのまま引用すると

Amazon Product Advertising API(商品情報API)
Product Advertising API (PA-API) は商品情報や販売金額などを取得することができるAPIです。PA-APIはキーワードによる商品検索APIや、特定の商品の詳細情報を取得するAPIを提供しています。このAPIをシステムに組み込むことで、キーワードに連動した商品情報を自動で取得・表示するようなシステムを構築することができます。

https://affiliate.amazon.co.jp/assoc_credentials/home

Amazonは基本的にスクレイピングNGなので商品情報を収集するにはAPI利用が正攻法です

非出品者ならPA-APIが唯一のAPIなのでAmazonの情報を収集するためには是非とも利用できるようになりたいところ

PA-APIを利用するために必要なこと

広告表示するWEBサイト等を準備

このページを見ていただいている方には言うまでも無いかもしれませんが、アフェリエイター向けAPIなので紹介するプラットフォームが必要です

  • 自分のブログ
  • X(旧Twitter)などのSNS

のどちらかもしくは両方を利用することが基本になると思いますが、申請時にこの情報が必要になるので申請前にWEBサイト(ブログ)開設、SNSアカウントを準備しておきましょう

審査内容の事前確認

PA-APIを利用するためにはAmazonへ利用申請して承認されることが必要です

しかも他のサービスでよくある申請すればすぐに使えるものではなく、しっかりと審査があるので事前にその内容を確認しておきます

ここを確認しておかなければ、いつまでも利用できない状態となってしまいますのでご注意を・・

審査プロセスについて

まず審査プロセスをヘルプページで予習しておきます

細かくはご自身で確認いただきたいですが抜粋するとこんな感じ

  • 申請確認には180日以内に3回以上の適格販売の発生が必要
  • 申請したすべてのサイトで公開されている状態の記事が10件必要
  • ウェブサイトなら 60 日以内に更新されていて、あなたがウェブサイトの運営主体である
  • モバイルアプリならモバイル・アプリケーション・ポリシーの要件に準拠している
  • SNSはFacebookInstagramTwitterYouTubeTik TokTwitch.tvにかぎる
  • SNSは申請時にSNS ページのURLを正確に入力する(ドメイン名のみはNG)
  • SNSなら通常の投稿によって獲得した一定数(500以上)のオーガニックフォロワーや「いいね!」などの評価が必要

すべて必要なことなので漏らすことなくチェックしてください

プログラム参加申請をお断りするサイト例について

続いてプログラム参加申請をお断りするサイト例もヘルプページにあるのでこちらも確認

同じく一度はご自身で確認いただくとして、基本的には当たり前のことが記載されているだけですが気をつけるべき点を挙げるなら下記2点

  • サイト名やドメイン名の中に、「amazon」「javari」「kindle」やその変形、またはスペルミスを含んでいる※SNSでこれらを含むユーザー名を利用している
  • サイト内の価格や在庫標記により、閲覧者に誤解を与える可能性がある

前者は気持ちが前のめりすぎて特にSNSユーザー名にの一部につけてしまったり、後者は安値をアピールするためにサイト内にその価格を直接記載してしまうことがありそう

申請手続き

事前確認を済ませたので実際の手続きへ

アソシエイト・プログラムへの登録申請方法
  • STEP1
    アカウントの登録

    登録ページはこちら→https://affiliate.amazon.co.jp/

    日頃使っているAmazonアカウントがあればアソシエイト・プログラムに使うことも可能ですが、流用するか個別に新規作成はお好みで(..すが、いくつか流用が良い点があるのでこだわりが無ければ流用を)

  • STEP2
    アカウント情報の登録

    新規登録したアカウントなど情報に不足がある場合はココで補完する

  • STEP3
    ウェブサイトとモバイルアプリの登録

    ココで事前に準備していた広告表示するWEBサイト等が必要になります

    私は左のウェブサイト情報に自分のブログURL、とX(旧Twitter)のプロフィールページURLを登録しました

    右のモバイルアプリのURLは使う機会はレアだと思うので割愛・・・

  • STEP4
    ウェブサイトとアプリの情報

    最上部の登録IDは後々使うアソシエイトIDのこと

    特に注意する必要もないので各質問に対して誠実に答えればOK

  • STEP5
    申し込み完了

    画面上にアカウント名と↑で設定したアソシエイトID(何故か最後に”-22″が追加される)が表示され、申し込み完了

登録申請後にやること

登録申請直後にPA-APIの画面に飛んでみるとまだ利用開始できない状態に

登録申請画面でも”通常3営業日以内に審査され、結果をご連絡いたします“とあるので少し待ってみるかと思いがちですがそうではありません

この状態では審査すら開始されない、言わば仮登録状態なのです

事前確認にした審査プロセスの通り、条件を満たさないと申請確認していただけません

審査を受けるまでに必要なこと

基本的には審査内容の事前確認に書いてあることをやればいいだけなのですが

  • 申請確認には180日以内に3回以上の適格販売の発生が必要

だけが個人的にハードルが高かったのでクリアした経験を記載します

アソシエイト・ツールバーを使う

この時点ではアソシエイト・ツールバーだけが販売の発生への道になります

ということでメニューから早速有効化を

そうするといつものAmazonの画面の上に見慣れないツールバーが追加されています

使い方は難しくないのでポチポチしてもらえればわかると思いますが、このツールバーで作られる商品URLにはアカウント紐づく情報が付与されるので適格販売の発生にカウントされます

つまりこのツールで生成されたURLをXでポストしたりブログに貼り付けてリンク踏んでもらって180日以内に3回件以上の商品購入につながれば審査開始となります

3件以上発生させるコツ

ブログにだろうとSNSだろうとそれなりのフォロワーがいる方なら難しくないと思いますが、私のようにAPI利用したいが前面にあってフォロワーが少ない人には結構厳しい条件だと思います

そんなあなたにお伝えしたいコツはブラックフライデーなどのセール時に頑張ってXでポストする」のが一番現実的だと思います(私はそうしました)

適当にポストを連発するのではなく、ご自身で購入したことのある商品をちゃんと感想を込めてポストすればAmazonアフェリエイト未経験の私でも半月ほどで達成できました

審査結果通知

ということで無事審査通過するとメールで通知が来ます(申し込み時などこれまでにもメール通知は届いているはずなので漏れなく目を通したほうが良いです)

記憶では3件発生して5日以内ぐらいの間隔だったのでそれくらいを目安に

APIの各認証キーを生成

承認後にPA-APIの画面に飛んで見ると下部が”認証キーの管理メニュー“に変わってる

早速”認証情報を追加する“ボタンをクリックしてみる

“認証キーの管理”部分が”認証情報のダウンロード”に切り替わってアクセスキーとシークレットキーが生成されている

特にシークレットキーはこのメニューを閉じると2度と確認できなくなるのでしっかり控えておきたい(”認証情報をダウンロードする”ボタンクリックでCSVダウンロードも可)

“認証キーの管理”リンクをクリックするとまた”認証キーの管理”に戻って利用可能状態のアクセスキーが表示されている状態を確認できる

APIの利用にあたって

APIを利用するにあたって必要なものは下記3点

  • アクセスキー
  • シークレットキー
  • アソシエイトID

アソシエイトID“は”トラッキングID“だの”登録ID“だの呼び方がいくつかあるのですが、とりあえず必要な3点セットは変わらないので何のことかわからない表記だったらアソシエイトIDの値を登録しておけばOK

余談

今回はPA-APIを利用するための手順なのでAmazonアソシエイト・プログラムへ直接申請を記載しましたが、単純にAmazon商品の広告をしたいだけならもしもアフェリエイトから申請するほうが敷居が低いらしいですよ

あとがき

もともとはクラウドワークスでPA-APIの案件を見つけて使えるようにしておこうから始まったことでしたが、利用開始・継続するためにも最低限Amazonアフェリエイトが必要になり、足を突っ込んでしまいました

もしなにか共有できるようなネタがあればまとめていきます

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